特に着物が嫌いなわけじゃないけどどんな時に着たらいいか分からない!という人は意外に多いようです。
たんすの中には着物が眠るように収納されているけど一体いつ着ればいいの?というあなたのために着物の活用術をご紹介します。
着物を着る機会がないというのは思い込み?
昔の人は着物を普段着にしていたように、着物を着ようと思えばどんな場合にでも実は活用できるんです。
それでも億劫になってしまう大きな理由は「自分で着ることができないから」ではないでしょうか?
美容室などに着付けを頼むと時間もお金も手間もかかります。
脱いだ後のお手入れまでを考えると億劫になってしまう気持ちも分かりますが、こうなるといつまでたっても着物を着る機会を作れません。
まずは浴衣を自分で着られるように、youtubeなどで練習しましょう。
着物を着る機会を増やしたいなら和風な習い事がおすすめです。
お茶や着付け教室、華道など着物を着る習い事はたくさんありますよね。
和風な習い事に通うことになれば否が応でも着物を着なければいけなくなります。
また、お金をかけてまで着なくてもいいなら季節ごとに1回は着物を着るように心がけましょう。
例えばお正月、春祭り、盆踊り、秋祭りなど1年を通して節目になる行事でできるだけ着物を着るようにすることで確実に着物を着る機会が増えますね。
このように着物はあなた自身の意識でどれだけでも着ることができます。
せっかく着物をお持ちなのであればたんすの肥やしではなく、しっかり着てあげてくださいね。
成人式以外で着物を着る機会はどんな時?
成人式で着る着物の振袖は未婚女性の第一礼装ですが、未婚期間しか着ることができないので期間限定の着物とも言えます。
また地域性や友人との兼ね合いもあって、30代になればどれだけ未婚でも振袖は着ない方向になる場合も。
着物の中でも七五三の着物や振袖はその時の為に誂えると言っても過言ではないほど、のちのち着る機会は限られてしまいます。
どちらにしても結婚式くらいでしか着ることがありませんよね?
ですのでご友人の結婚式には差し障り内容であれば極力振袖で列席するほうが振袖を着る機会を増やすことができます。
振袖のご友人がいるだけでもすごく華やかになり、ご友人のご両親にも喜ばれるものですよ。
そうして友人の結婚式に振袖を着たとしても、せいぜい着用回数は多くて5回程度になります。
もし姉妹がいらっしゃるなら姉妹間で着回すことができますが、姉妹もいらっしゃらない場合はしばらくたんすに保管して次の世代に贈ることも可能性としてはありますね。
最近はお母様の振袖を成人式に着用される娘さんも多いです。
昔の振袖は重厚感がありとても手の込んだ着物のことが多いので世代を超えても遜色なく着ることができるのです。
それでもどうしても振袖を着る機会がないなら、思い切って売却してしまうのもひとつの方法です。
着物はただ和ダンスに保管しておけば良いものではなく、年に一度は虫干しが必要ですし何かと手がかかるもの。
そこまでして着る機会のない着物を保管しておくよりは、売ったお金で記念に残るものを買えばいいんです。
着物を買ってくれた人も使わないまましまっておくよりも有効活用してくれる方が喜ばれるようですよ。
振袖を売却するときはどこに売ればいいの?
振袖の売却と一言で言ってもさまざまな方法があります。
自分でオークションやフリマアプリで売ることもできますが、ある程度の専門知識が必要ですし画像や商品説明などを作成するのも大変です。
かと言ってリサイクルショップに持ち込むのは持ち込み自体が手間ですし、二束三文で買い叩かれるのがオチです。
何が一番手間がかからず楽に売れるかというと「着物買取」になります。
着物買取業者には自宅まで出張して査定を行ってくれたり、ダンボールに着物を詰めて送るだけで査定額を知らせてくれる宅配査定を扱っている業者もあります。
いろんな形態があるのであなたのニーズに合わせて選ぶことができます。
本査定前に画像を送っておおよその査定額を知ることができるネット査定を扱っているところもあるので、一番高い査定額を出したところに売ることもできますね。
リサイクルショップに大変な荷物を抱えて持っていったのに雀の涙にしかならなかった、なんてことが未然に防ぐことができるんです。
これならスキマ時間に準備することができますよね!
まとめ
「着物を着る機会がない」というのは実際にはある程度の努力で解消することができます。
多くの人は「着物を着なくてはいけない」機会を待っているからなかなか着られないのであって、着ようと思えば些細なチャンスでも着ることができるんです。
1年を通して節目の行事には着物を着ると決めておけば機会がないなんて言えなくなりますよね。
どうしても着物を活用したいならお茶や華道、琴などの和風の習い事をするのもおすすめです。
また振袖は着用できる期間が短い着物だけにただでさえ着る機会がないのがさらになくなってしまいます。
お友達の結婚式も列席する機会がなさそうなら思い切って売却してみるのもいいでしょう。
着物だってずっとたんすの中よりは着てあげたほうがいいに決まっていますよね。
着なくなった着物は賢くリサイクルして必要な人に着ていただきましょう。