着物の喪服は買取を断るお店も多く、うかつに査定を頼めない着物のひとつ。
とはいえ時の経過とともに不要になるのもまた着物の喪服です。
ここでは着物の喪服の買取が可能なお店をご紹介するとともに、相場や反物の状態でも買取ってもらえるのか調査した結果をまとめていきます。
着物の喪服は売れない!?買取が可能なお店3選
着物の喪服、どこにでも売れると思っていませんか?
実は着物の喪服は買取を拒むお店のほうが多く、買取ってくれるお店のほうが少ないのが実情です。
年々、近親者の不幸があっても着物を着ない人が増えていることが着物の喪服の需要を低くしている一因です。
あなたが着物の喪服を着ることがないから着物買取に売りたいと思っているように、多くの人が着物の喪服はなくてもいいと考えているのです。
現に着物の喪服は基本的に親が亡くなってしまうと着る機会はほとんどないと言っても過言ではありません。
このように着物の喪服はある一定の期間を過ぎると不要になってしまう着物の一つでもあります。
ただでさえ着物の喪服が敬遠される時代で、さらに親が亡くなった世代に対しては売れないとなると着物買取店にしても対象となるお客さまが少なすぎます。
需要がないなら供給しても意味がないので多くの着物買取店では着物の喪服の買取を拒否するんですね。
では着物の喪服はどこだったら買取ってくれるのでしょうか?
着物の喪服買取を行う希少なお店は以下のとおりです。
需要がない着物の喪服を買取店が買取るなら、そこにはれっきとした理由があります。
一番大きな理由の一つとして、顧客規模が膨大であることが挙げられます。
対象となるお客さまの数が多くなれば多くなるほど売れる可能性は高くなるので、その買取店が持つさまざまな販路の先々にお客さまを持っていることが大前提となります。
例えば国内だけでなく、海外にも販路があればお客さまの数はかなり増えてきますよね?
最近の着物買取店は店頭販売だけでなく、ネットショップやオークション、海外などに販路を広げることで顧客数を増やしています。
着物の喪服を売るなら販路が大きい着物買取店を選ぶこと、逆に着物の喪服を買取ってくれる着物買取店であれば他の着物でもそれなりの査定額が期待できるということになります。
喪服の着物を買取ってもらうときの相場はどれくらい?
着物の喪服を買取ってもらう場合、相場はそれほど高くありません。
せいぜい1万円程度、安ければ数千円ということもザラです。
喪服の着物は需要がないので仕方のないことではありますが、そんな中でもある程度査定額が高くなるポイントがあります。
そのポイントとは『喪服以外の着物と一緒に査定をすること』です。
着物買取の世界では着物の量が多ければ多いほど査定額が上がることが多いため、着物の喪服を買取ってもらうなら他の喪服以外の着物も一緒に査定してもらうようにすると良いでしょう。
また着物は付属の小物類も多く存在しますので、売りたい着物とセットの帯や帯揚げ、草履やバッグなどもまとめて査定してもらうと査定額がグッと上がりやすくなります。
着物の喪服を査定してもらうなら、和ダンスの中すべてを整理するつもりで査定してもらうことが大きなポイントになるのです。
喪服は反物でも買取可能?高くなるのはこんなとき
着物の喪服は反物の状態でも売れるのでしょうか?
反物の質にもよりますが、場合によっては着物として仕立てられた喪服よりも高額査定になることもあるんです。
着物は反物の状態から着る人のサイズに合わせて裁断し仕立てていきますが、その際にサイズが決定します。
着物買取では中古の着物を次の持ち主へ仲介することになるわけですが、ここで問題になるのがサイズです。
小さいサイズを大きいサイズの人に売ることはできないため、着物のリユース市場では大きいサイズのほうが重宝される傾向にあるのです。
大は小を兼ねるということですね。
ですので一旦仕立てられてサイズが決まっている着物より反物のようなサイズが決まっていない状態のほうが再販売の際に有利になるというわけです。
また着物の喪服は黒一色に見えますが、黒の中でも色の深さが深ければ深いほど高値がつきやすいのが特徴です。
手元に喪服の反物があって仕立てる予定がないなら、気軽に査定に出してみると思わぬ高額査定が出るかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
着物の喪服の買取は敬遠されるお店もあるので、売れるお店を見つけることが大きなポイントです。
今回着物の喪服買取が可能なお店を3つご紹介していますので、あなた自身で探す手間が省けるはずです。
着物の喪服は相場がそんなに高くなく査定額を聞いてガックリするかもしれませんが、他の不要な着物をまとめて買取に出すことで査定額を上げることができます。
せっかく売るなら喪服だけでなく、家中の不要な着物をまとめて買取に出すのがおすすめです。
その際には付属する小物類もお忘れなく!