お子さんに同性の姉妹がいる場合、お姉ちゃんに着せた七五三の着物を産着に戻すことがあるかもしれませんね。
古からある着物はこのように縫ったり解いたりすることでサイズを変えることができます。
今回は七五三の着物を産着に戻す方法や、そもそもどのサイズを購入すれば良いのかまとめていきます。
七五三の着物を産着に戻す方法を解説!
七五三で使った着物を産着(初着)に戻すには3つのポイントがあります。
①肩上げ・腰上げを解く
着物のサイズにもよりますが一つ身の着物であれば上げはすべて解きます。
②袖口から下の部分を解く
袖下の丸みを直線にし、袖を筒状にします。
③紐の位置を付け替える
衿つけから約26.5センチ(7寸)下に付け替えます。
肩上げや腰上げを解くのは難しいことはありませんが、袖口から下の部分を解く際、袖は丸みがついているためシワを取るのが大変で少々手こずるかもしれません。
袖は無理に解かずにそのままでも問題ありませんので、ご自分で初着に戻すことに挑戦したいならそのままでも構いません。
紐のつけ方もこだわればこだわるほど難しさを感じるかもしれませんね。
産着(初着)の工程はこれくらいですが、長襦袢の半衿を外したり何かと手間はかかります。
上記の工程を読んで難しく感じるなら着物を買ったお店や呉服屋さんなどで直してもらうのがおすすめです。
とは言え、姉妹で着物を共有できるのも着物のいいところでもありますよね。
記念の写真はぜひ姉妹おそろいの着物で撮影してあげてください。
七五三の着物はどのサイズを買うのが賢い?
七五三の着物として着たり初着として着たりするのであれば一番最初に購入する着物はどのサイズを選べば良いのでしょうか?
最近では仕立て上がりの初着も多く出回っていますが、こんな時こそ呉服屋さんに相談してみるのがおすすめです。
何歳の七五三まで行う予定なのか、姉妹で使いまわすことがあるのかなどを考えて、最適なサイズを提案してくれます。
呉服屋さんで仕立てるとなると初着とはいえ、結構なコストがかかりますのでコストをかけるのが嫌ならお手頃な着物を購入すると良いでしょう。
市販の産着(初着)は一つ身で仕立てられていることが多く、3歳(満2歳)での七五三では一つ身を着ることができますが、7歳では着ることができません。
また満2歳ではなく3歳で七五三を行う場合も体が大きいお子さんでは着物が小さい可能性があります。
ですので女児の七五三の着物を長く使えるよう購入するなら四つ身の着物を、お手頃な着物を短期的に購入するならその時々のサイズを選んであげると良いでしょう。
ご実家から初着を贈られる時に四つ身が多いのは先々のことまで考えられているからなんですね。
七五三の着物をリサイクルして次の購入資金にする方法
ご実家から贈られた初着が一つ身だったり、何らかの理由でまた七五三の着物を買ったりレンタルしなければいけなくなった場合、もともと手元にあった着物を売って次の資金にする方法があります。
売却先は近所のリサイクルショップや買取センターではなく、着物を専門に買取る着物買取に依頼しましょう。
ヤフオクやフリマアプリでも売ることができますが、画像を撮影したりページを作成したりと手間がかかりますよね。
着物買取なら出張買取や宅配買取と買取の方法を選ぶことができますし、着物専門の鑑定士が在籍していますので、着物の価値を見逃しません。
査定は完全無料ですし、査定額に納得できなければ売らないことも可能です。
七五三の着物のように限られた時間しか着られないものはまとめて着物買取に売ることで次の購入やレンタルの資金とすることができます。
どれだけ高くても、どれだけ思い出深くても着られない着物はたんすの肥やしでしかありません。
それよりもその着物の形を変えて今後に活かしていく方が建設的ですよね?
→ 七五三の着物を高価買取してくれる業者BEST3はこちら!
まとめ
いかがでしたか?
七五三の着物を産着に戻すには3つのポイントがあることが分かりましたね。
一読して難しさを感じるなら購入店や呉服屋さんで仕立て直しをお願いすると良いでしょう。
また初着として最初に四つ身の着物を購入すればお宮参りから7歳の七五三までずっと使い続けることができます。
七五三で歳が重ならない姉妹であればそれこそ何回も使えることになりますよね!
仕立て上がりの七五三の着物は一つ身のことが多いので注意しましょう。
そして七五三を一通り終えたら、または何らかの理由で今後着ることがなくなったならキレイなうちに着物買取に売ってしまいましょう。
もったいないからという理由だけでたんすに長期間保管してしまうと着物の素材である絹にダメージが出始めます。
七五三の着物は賢くリサイクルして次の購入やレンタルの資金にするのもひとつの方法です。
ぜひ頭の片隅に入れておいてくださいね!