「嫁入り道具」として着物(衣装)や箪笥(家具)などを持たせる風習はこれまで一般的なものでしたが、ここ最近はそういった風習が廃れてきています。
結婚するに当たって代々受け継がれていくようなものを持たず、ほぼすべてを新調して揃える人達が非常に多くなっているため、場合によっては「処分したい」と思うことも十分にあり得ます。
基本的に嫁入り道具として位置付けられるものに関しては、「子や孫の代になっても問題なく使える良いもの」の可能性が高いです。
それこそ、物によっては100年や200年使っていても問題ないような丈夫なものもあるため、基本的には「高価なもの」という認識を持っても問題はありません。
ただし、すべてが高価なものだとは限らないので、処分するに当たって、まずは正確な価値を把握することが大切です。
どんなものであれ、そのものの正しい価値を知るためには「鑑識眼」が求められます。
いわゆる「鑑定士」と呼ばれる人たちならば正しい価値を判断することができますが、その理由は多くの情報を知っているからに他なりません。
たとえば、世界的な名画の価値を知っている人はたくさんいますが、いわゆる「贋作」と本物を見分けることができるかどうかはその人が身に付けている「知識」に大きく左右されます。
「眼」と「勘」ももちろん非常に大切な要素ですが、それらの能力を発揮するためにもまずは「知っている」ということが非常に大切です。
これは、日本古来の衣装である着物の価値を判断する場合も同様です。
まずはそのものに関する深く幅広い知識を持つ人に本来の価値を見出してもらい、その価値を最大限に高める方向の努力をすることで良い結果(高い価値)を導くことができます。
現在ある方法として、最も身近な選択肢は「リサイクルショップ」ですが、多くのリサイクルショップには職業として専門的な鑑定ができる能力を持った人が配されていない状態です。
もし、専門的な知識と能力を持った人が配されているリサイクルショップがあれば何の問題もありませんが、そういった当てがない場合には「質」または「専門の買い取り業者」に価値を判断してもらうと安心です。
仮に「質屋」に持ち込んだ場合、専門的な知識を持った鑑定士による価値の判定が行われます。
その結果、納得ができる金額かどうかは別として一定の価値が評価されるので、その結果で納得できれば買い取り契約を結んで終了となります。
しかし、この場合は最も高い評価になるという保障はないため、場合によっては適切な範囲の中で最も安い金額で売却してしまう可能性もあり得るわけです。
親が大枚をはたいて購入してくれた嫁入り道具の着物ですから、1円でも高く売却することこそが重要であり、そのためには複数の買い取り業者で査定を受けて、その結果を比較するというひと手間が非常に大きな意味を持ってきます。
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着物買取って実際どうなの?呉服屋女将の娘が解説!
着物買取って今まで聞いたことないけど、リサイクルショップと何が違うの?
どうせ名前が違うだけで、やってることは買取センターなんかと変わらないんじゃないの?
こんにちは!
着物買取ナレッジ管理人、呉服屋女将ゆうこの娘、のぞみです。
着物買取とリサイクルショップの大きな違いはズバリ、
着物の鑑定ができる人の存在の有無!
リサイクルショップには着物の鑑定士がいない場合がほとんどですが、着物買取は着物を専門に買い取る業者なので着物の鑑定士が在籍しています。
だからどんなに古い着物でもその価値を見逃しません!
作家、伝統工芸品、織りや染め、さまざまな観点から査定を行ってくれるのでリサイクルショップに比べて査定額が高額になりやすいのが特徴なんです。
えっ!?
じゃあ家に眠っている着物もリサイクルショップや買取センターに持っていくよりも着物買取に売ったほうが高く売れるってこと?
そうなんです!
リサイクルショップや買取センターでは数百円という二束三文で買い取られるような着物でも、着物買取なら数万円になった、なんて話もよくあるんです。
だからせっかく着物を売るなら絶対に着物買取に売った方がお得なんですよ♪
しかも着物買取なら
・自宅まで出張してくれる出張買取
・ダンボールに詰めて送るだけの宅配買取
など、自宅から着物を持ち出すことなく買取をしてくれるのでとっても楽ちん♪
着物一式を持ち運ぶのはとても大変なので便利なサービスですよね!
そういえば、着物買取で自宅に来てもらった査定員が着物を適当に見て、最終的に「いらない貴金属はありませんか?」なんて言い出したっていうニュースを見たわよ!
あれはどうなのよ?
結局着物買取って詐欺業者の可能性もあるんじゃないの?
以前にそのような業者に消費者庁から違反行為の是正を指示があったことは事実です。
でも指導後は運営会社が変わり、より信頼性を重視した運営方針となっています。
また訪問買取においては
・どの商品にどれだけの金額がついたか開示する義務
・売買契約を結ぶ商品を開示する義務
・突然訪問してしつこく勧誘する行為の禁止
・8日間のクーリングオフ
などが義務付けられているので、着物を買取に来たのに貴金属を持っていくという行為は現在は禁止されているんです。
小さな業者はともかく、心配なら大手の業者に査定を頼むことで違反行為を回避することができますよ。
そうなの?じゃあ安心よね?
早速私も着物買取を申し込んでみようかしら?
でもどこの業者にしたらいいの?
着物買取業者を選ぶコツがあれば教えてくださる?
着物買取業者の選び方のコツは、実際にどのような着物をどのような買取方法で売りたいかによって異なります。
以下に主な着物の買取業者と特色をまとめてみますね。
着物買取業者選びの参考になさってください♪