30年前に親が買ってくれた嫁入り道具の着物。
結婚後、年数が経てば経つほど着る機会も減っていき今ではたんすの肥やしになっていませんか?
今回は私が実際に行った嫁入り道具の着物の処分方法についてまとめていきます。
嫁入り道具の着物は子どもの結婚を機に断捨離しよう!
嫁入り道具の着物、たんすの肥やしになっていませんか?
着物は最低でも年に1回は虫干しをする必要があり、保管するだけでも結構手間がかかります。
この虫干しを怠ると気づかないうちにカビの原因になってしまいますので、生地のチェックがてら行いたいもの。
ですが虫干しも1年を通していつでも良いワケでもなく、空気が乾燥して湿度が少なく気温がそこそこ高くないと着物に含んだ湿気を飛ばすことができません。
そんな時期に限って忙しかったりしてついつい虫干しをしなかった!なんて年もあるかもしれませんね。
嫁入り道具の着物は結婚して数年は着る機会もあるものの、子どもが結婚してしまうとその機会もめっきり減ってしまいます。
更に嫁入り道具として用意した着物は柄や色目が若々しいことが多く、歳を重ねるにつれどんどん着られなくなってしまいます。
着る機会もなく、着られない着物をいつまでもたんすの中に保管しておいてもカビや虫のエサになるだけです。
子どもが結婚した後は、嫁入り道具の着物はもはや不要となってしまいますのでこれを機に断捨離を開始しましょう!
嫁入り道具の着物はこうやって処分する!おすすめの処分方法はコレ
嫁入り道具の着物は親が用意してくれたものですので、なかなか処分する気になれないかもしれません。
そのまま保管を続けてあなたにもし万が一の事が起こった場合、困るのは子どもたちです。
親の想いを尊重するあまり子どもに迷惑がかかってしまっては本末転倒。
着ない着物をいつまでもたんすの中に保管しておくワケにもいきませんので心を鬼にして処分しましょう。
そんな嫁入り道具の着物にはさまざまな処分法がありますが、私が実際に行ったのは着物買取です。
親が用意してくれた着物をゴミとして捨てるのは偲びないですし、かと言って30年前の着物を人に譲るのもはばかられたからです。
着物買取なら売った後に着物好きの人の手に渡る可能性が高く、何より古い着物でも価値を見逃すことなく査定してくれます。
着物買取にはリサイクルショップなどと違い、着物の鑑定士が在籍しています。
特に着物は織りや染め、伝統工芸品や作家など専門的な知識がないと二束三文で買い叩かれる可能性があったので、専門の業者にお願いしたわけです。
実際に買取ってもらった着物も複数枚あったので、いくらかまとまった金額になり子どもの嫁入り道具として着物を用意する資金にプラスすることができました。
このように自分の時の嫁入り道具は子どもが結婚する際に処分することで、逆に子どもの嫁入りの資金に足すことができます。
ちょうど節目にもなりますし、このような処分の方法であれば親も喜んでくれると思いますよ。
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嫁入り道具の着物は喪服でも売れるの?
訪問着や留袖は売れる気もするけど嫁入り道具の着物と言えば、喪服。
喪服でも着物買取では売れるのでしょうか?
答えを先に書いてしまうと、喪服の場合は買取ってくれる業者が限られてきますが売ることはできます。
売りたい着物の中に喪服がある場合は事前に喪服も買取OKの業者を探しておく必要があります。
ただ喪服は黒一色の着物ですので、保管が長期間になればなるほど黒色がどんどん褪せてしまう着物でもあります。
嫁入り道具として用意した喪服であればたとえ正絹の喪服であろうと買取価格はかなり低くなってしまうと思っておきましょう。
着物買取では着物を1枚だけではなく、何枚かまとめて買取してもらうことで査定額が高くなる傾向があります。
買取してもらいたい着物の中に喪服を入れておけば査定額を底上げする材料にもなりますので、喪服を買取に出す時は1枚だけで出さず、他の着物とまとめて出すと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
親が用意してくれた嫁入り道具の着物を処分するなんてなかなかできないと思われがちですが、親を思って子どもに迷惑をかけるわけにはいきません。
子どもが結婚する時期に嫁入り道具の着物を処分するのが一番タイミング的にベストなんです。
自分の子どもの結婚の為に嫁入り道具の着物を処分することは、言わば嫁入り道具の着物のリサイクル。
こうして親子で着物をリサイクルしていけば、子を思う親の気持ちも、親を思う子の気持もどちらもうまくバランスが取れるのです。
嫁入り道具の着物を売却する時は着物の価値を理解してくれる着物を専門に扱う業者に依頼しましょう。
売却先を間違えてしまうとせっかくの着物が二束三文で買い取られてしまう可能性も出てきます。
自分がどんな種類の着物を売りたいのか、また古い着物でも買取ってくれるのかをしっかり確認して業者を選ぶようにしてくださいね。