古い着物を売りたいけれども、買取相場はどれくらいなのか、高値が付く着物はあるのかなど、気になることはたくさんあるものです。
そもそも処分するために買取に出そうと思っているのに、値がつかなければ手間だけがかかってしまうことになりかねません。
ここでは古い着物の買取相場を少しでも高くするためのコツをまとめてみます。
一言で古い着物といっても、着物には生地や種類も様々で、サイズや色、保存状態により買取価格は大きく変動するといえます。
そして古い着物の買取相場は生地や色、着物の種類によって大きく相場は変わります。
着物の場合には一般的に絹で織られるものが主流となり、麻や木綿の天然素材を使用して織るのが基本となっています。
その中でも一番格が高いとされているのが正絹です。
では正絹素材の着物の中でどの種類の着物が高値で買取してもらえるのでしょうか?
古い着物の種類の中でも正絹であれば一番高値で取引きされやすいのは訪問着です。
訪問着は結婚式や入学式、卒業式など一般的な行事でも着用する機会が多いので、高値で取引きされやすくなるので、その分買取相場も上がります。
そして着物の中でも振袖も人気が高いものとされています。
喪服についてはあまり着る機会がないこと、そして家紋入りの着物が多いので、どんなに質が良いものであってもそれほど高値で買い取ってもらえることはありません。
このように古い着物で正絹であるとしても、着物の種類で買取額には結構な差が生じます。
実際の正絹の着物であれば、その買取相場は1万円から数十万円ほどといえるでしょう。
訪問着や振袖などは着用する機会が多いので、それだけ需要も見込まれ価格が上がります。
その中でも希少価値のある着物や購入年数が浅い着物であれば高値になる可能性が高く、場合によっては数十万円の価格が付けられることもあります。
しかし10年以上が経過した古い着物であれば、ここまでの価格が付けられることはそれほどないでしょう。
このように古い着物は素材や種類によっても相場が大きく異なり、さらに保管方法によって状態も異なるためなかなか相場を求めることができないのが実情です。
また着物の売却先や手法でも相場は変動します。
古い着物を買い取ってもらうのであれば、リサイクルショップ、ネットオークション、着物買取専門業者などによる方法が挙げられます。
リサイクルショップでは一般的な衣類と同じような扱いとなってしまうので、本来の価値を査定されることなく、高値で買い取られることはあまりないでしょう。
ネットオークションでは自分で価格を決めることができますが、写真だけで判断しなければならないため、高価なものはあまり購入されにくい傾向があります。
そのような中で着物専門の業者を利用する方法が一番おすすめと言えます。
なぜなら着物の専門業者であれば、着物を正しく査定することができる知識を持ったスタッフがいるため、適正な価格で買い取ってもらうことができるからです。
プロの目によって査定を受けたところ、思わぬ値段がつく可能性もあります。
反対に査定がゼロの評価を受けた場合でも、無料で引き取ってくれる業者もあるので、このような理由から着物を買い取ってもらうのであれば専門店で買い取ってもらう方法が望ましいといえます。
古い着物を買取してもらう際、一番のデメリットは値がつかず手間だけがかかって手元に戻ってくることです。
着物買取であれば査定額がゼロだった着物をそのまま引き取ってくれるサービスを展開している業者もあるため、万一の場合でも処分することができます。
お金にすることに比重を置くのか、処分することが先決なのかで意見が別れる部分ではありますが、引き取りサービスを行っている業者に査定を依頼すれば確実に古い着物を処分することができますね。
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高く買い取ってもらうポイントとしては、保証書や小物類などもあるものはすべてセットにすると高値がつきやすくなるでしょう。
また長期保管によりカビなどがある場合は天気のいい日に陰干しをするなど、査定で減点されるような箇所は出来る限り除いておくのが高く売るコツのひとつです。