振り袖は袖が長く成人式以外では着る機会はほとんどありません。
大学の卒業式や謝恩会、結婚式や披露宴などに参加する場合に着用することはありますが、一般的な着物ほど活用されないのが通例です。
成人式で一度着たもののそれ以降は着ないという人の方が多くいるでしょう。
もともと振り袖は着る機会や期間などが限られていて、そのまま保管したりリメイクやリサイクルする方法があります。
振り袖をリメイクする方法があり、例えば袖を切って仕立て直しすると訪問着として利用することが可能です。
袖を別のアイテムにリメイクすることもでき小物入れなどを作成することができるでしょう。
洋服ならドレスに仕立て直すことができ、ワンピースに加工して着ている人もいるそうです。
バッグや日傘、帽子やクッションといった小物にするのも人気があり、着物をリメイクしてくれる店舗は多くあります。
ただし振り袖をリメイクするには結構なコストがかかることもあるので、しっかり予算を把握しておく必要があります。
妹や従兄弟などに譲るという方法もあります。
寸法直しして譲渡する人の体型に直せば大丈夫です。
娘の代まで保管する人もいますが、湿気対策や防虫対策などを適切に行う必要があります。
湿気が少なく風通しの良い部屋を使って保管場所にし、桐たんすやクローゼットなどに保管します。
着物専用収納ケースに保管するのがおすすめで、除湿剤を必ず入れて置きましょう。
着物を包むのに専用の「たとう紙」というものを使用しますが、ビニル袋は湿気が非常にこもる可能生があるのでやめておきます。
除湿剤や防虫剤などを定期的に交換することによって、着物を長持ちすることができいざ使用する時にきれいな状態で使用することが可能です。
振り袖のリサイクルのおすすめ方法は買取に出すことです。
リサイクルショップなどに売却する方法もありますが、なるべく着物買取を専門に行っている業者を選ぶと高価買取してくれることがあります。
専門的な知識で丁寧に査定してくれるので、適切な値段をつけてくれるでしょう。
着物買取業者を利用するのにいくつかメリットがあり、例えば振り袖を売却する場合リサイクルショップなどでは専門的な査定を受けることができず、振り袖が持つ本当の価値を見落とされることもあるでしょう。
着物買取の専門業者ならその価値に合った値段をつけてくれたり、価値を把握することが可能です。
高くと売却しようとするなら着物を専門にしていたり得意分野にしている業者を選ぶことをおすすめします。
インターネットを利用すると最適な店舗を見つけることが可能です。
店舗サイトにアクセスすると一般的に申し込みフォームが設定されているので、簡単にフォームから申し込むことができます。
遠方にいる人なら自宅にいながら着物を輸送することができる宅配買取が便利で、店舗によっては着物を入れるダンボールまで用意してくれます。
宅配便で郵送すると査定してくれ、査定額は電話やメールで教えてくれます。
帯やバッグ・下駄といった小物なども買い取るところもあるので便利です。
せっかく親が用意してくれた着物を売るなんて!と感じるかもしれませんが、親が用意してくれた大切な着物を着ることなくタンスの肥やしにしておくほうがよほどもったいないことです。
長い目で見た時に、例えばあなたの振り袖をずっとタンスの中で保管し続けたとしてあなたの子供の世代になってしまえば無用の長物と化してしまいます。
いくつかの世代をまたぐことでいずれ処分されてしまうなら、お金になるうちに買取ってもらうのが一番ベストな方法なのかもしれませんね。