成人式の振袖を着た際に使用するファー。
お値段も素材もさまざまですがせっかくなら振袖に見合うフォックスなどのファーを着せてやりたいと思うのが親心ですよね。
そんな成人式のファー、成人式後の使い道などからその価値を考えてみましょう。
成人式に使うファーはフォックスは流行遅れ?
成人式の娘さんをお持ちのママ世代ならファーと言えばフォックス!と言うくらいフォックスは憧れでもありますね。
確かにフォックスの毛並みはフェイクファーとは全然違い、見る人が見ればその違いは歴然です。
高級な振袖にこそフォックスのような高級ファーがふさわしいと考えるのもあながち間違いではありません。
そんなフォックスのような高級品に流行遅れということはあまりなく、高級ブランド品のようにいつの時代でも一定の支持率はあるものです。
一時、毛皮に対する風当たりが強い時代もありましたが現在では少し落ち着き、再び毛皮人口が増えてきているようです。
顔や尻尾のついたコテコテのファーではなく、上品なショール風のフォックスファーであれば振袖をさらに引き立ててくれるでしょう。
ただ成人式の振袖に使用するためにフォックスファーを購入するにはいくつかの問題点もあるんです。
成人式にフェイクファーで十分?
成人式でファーを使用する場面は道中のみ。
よく会場内や式典中にファーを使用している人を見かけますが、これはマナー違反なんです。
着物を着た時のファーは洋服で言うところのコートと同じ扱いになるため会場に入ったら脱ぐのがマナー。
ましてや式典中にファーを使用したままというのは、コートを脱がずに式典に出ていることと同じになるので失礼な行為でしかありません。
ですので人によっては道中だけのファーにお金をかける意味があるの?と感じるかもしれませんね。
また成人式後にファーを使う機会がない場合は宝の持ち腐れになる可能性も高いです。
成人式は多くの地域で冬に行われますが、普通考えて冬に着物を着る機会がないとファーは使いませんよね。
着物が好きでちょっとしたパーティーや初詣などに着物を着る機会があるのなら話は別ですが、なかなか着物を着る機会はないものです。
フォックスファーなら和洋問わず使用できるものもありますが、それでもフォックスを纏うほどの装いをする機会がないと使えません。
一生もののフォックスを購入したとしても使用する機会がないことには少々もったいなく感じるかもしれませんね。
これらのことをしっかりと考えると1回きりの成人式にわざわざフォックスファーを購入するよりもフェイクファーでいいやとなる人が多いのも事実です。
どちらを選ぶにしても後悔のないように選びたいものですね。
まとめ
成人式にフォックスファーは本当に良いものを知る親御さんの目の高さでもあります。
ただし成人式でのファー姿は会場外でのスナップでしか撮影できませんし、正式な写真となるとファーは必ず外します。
本来は道中でしか使用するものではないだけに、フォックスの良さを見せる場面も正直少なくなってしまうんですね。
そこまでしてフォックスを選ぶかと聞かれると、私なら成人式はフェイクファーで十分だと思います。。
どうしても欲しいなら本当に毛皮の良さが分かるマダム世代になってから自力で購入すればいいんです。
成人式後にフォックスを使用する機会が多いか少ないかが購入の決め手になるかと思いますので、高価なものだけに慎重に考えるようにしましょうね。