
数十年前に嫁入り道具として持たされた着物、出番が少ないくせにすごく場所を取るのよね。
子どもの入学や卒業も一段落して、次に着物を着るのは子どもの結婚式くらい?
子どもの結婚式ですら最近じゃ着物は着ないって言うし・・・
だったら思い切って断捨離を兼ねて嫁入り道具の着物を処分してみようかしら?
昔は嫁入り道具として何枚も着物を持たされた、なんていうお話もよく聞きましたが、近年は着物を着る機会も減ってしまい保管だけでも大変ですよね。
たんすにしまったままだとカビの心配もあるのでほったらかしというワケにもいかず毎年虫干しの手間もかかります。
また着物の柄や色目には少なからずあなたの年齢が影響しているので、嫁入り道具の着物を自分の子どもの結婚式に着られるかというと決してそうではない場合も多いんです。
いざ子どもの結婚式に着物を合わせてみたらすごく若い柄だった、なんてことも。
そう考えるとお子さんの成長が一段落した今が一番着物の断捨離にはいいタイミングなのかもしれませんね。
嫁入りに持ってきた着物を処分するには?
では嫁入りに持ってきた着物はどのように処分するのが良いのでしょうか?
せっかく親が持たせてくれた着物をむげにゴミ袋に入れて捨てるのも忍びないですよね。
自分でオークションサイトやフリマアプリなどで売るのもひとつの方法ですが、写真を撮影したり寸法を測ったりと何かと煩雑。
かと言ってリサイクルショップに持ち込むのはちょっと億劫です。
着物も1枚ではないでしょうし、帯に長襦袢に帯揚げ帯締め、バッグに草履となるとかなりの荷物になる可能性が高いですよね?
これだけの労力を払って二束三文の買取額だったら着物を用意してくれた親にも申し訳なく感じてしまいます。
着物の処分に最適なのはズバリ、着物専門の買取業者での買取です。
最近の買取業者は自宅まで買取に来てくれたり、ダンボールに詰めて送るだけで査定額を知らせてくれたりと売る側へのサービス度が高いのが特徴です。
それでもちょっと敷居が高いなと感じる人のために予め画像で査定を行うネット査定やLINE査定などを扱っているところもあるので、のちのち親に申し訳なく感じることも防ぐことができますね。
着物専門の買取業者には着物の目利きができる査定員が駐在しているので、大切にしてきた着物をぞんざいに扱われる心配もありません。
ここがリサイクルショップとの大きな違いになっているのです。
嫁入りで持ってきた着物は売ると相場はいくら?
高名な作家物の着物であれば高額査定が出ることもありますが、多くのの場合は「まとめ売り」になります。
売りたい着物「複数枚で○万円」、訪問着一式で○万円など、まとめて売却となるケースがとても多く見受けられます。
着物買取業者に査定を頼む時は、着物を複数枚まとめて出す方が高額査定が出やすくなるんです。
1枚1枚の査定額がそんなに上がらない場合はまとめての金額を出すことで安価な買取じゃないことをアピールしているのかもしれませんが・・・
家電製品と違って結構なお値段のする着物ですが、意外と査定価格は低く感じるかもしれません。
これにはれっきとした理由があって、実は着物は反物から仕立てる際にその人ピッタリのサイズに仕立てているからなのです。
そのため誰でも着ることができる大きめの仕立ならば査定額も上がりますが、着る人のサイズが限られる小さい着物や細身の着物にはなかなか値段がつきにくくなっています。
また柄や色目でも査定額が大きく変わってきますので、心配なようならネット査定やLINE査定でおおよその査定額をつかんでおきましょう。
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喪服の着物も嫁入りで持ってきたけどこれも売れるの?
喪服の着物ももちろん着物買取業者に出すことができます。
気になるのが家紋ですが、着物に入っている家紋は入れ直すことができるのでそれほど気にすることはありません。
とは言え、喪服の黒は経年劣化しやすく、黒色が褪せた感じになりやすいためなかなか高額にはなりにくいです。
他の嫁入り道具として持たされた着物と併せて査定することで、全体的な査定額をあげることはできるでしょう。
喪服を査定に出す際はセットである帯や帯揚げ、帯締め、長襦袢、他にも喪服専用の帯板や帯枕もセットになっていることがありますのですべてまとめて査定に出すようにしましょう。
売却後に黒い小物だけが残っちゃった、ということがないように注意したいところですね。
また喪服着物に関しては買取を行っていない業者もありますので、業者選びは念入りに行いましょう。
まとめ
昔から「留袖は人生で2回仕立てなければいけない」と言われている地方があるくらい、柄や色目で若い頃に着るものと歳を重ねてからきるものに分けられます。
嫁入り道具として持ってきた着物は当然若い時分に仕立てられた着物なので、それらを40代、50代で着用するには若すぎるなんてことも大いにしてありえるんです。
そう考えるとお子さんの卒業や入学が一段落した時期は断捨離のチャンス!
嫁入り道具として持たされた着物をまとめて買取ってもらいましょう。
リサイクルショップでは着物を鑑定する査定員がいませんが、着物買取専門の業者なら着物の鑑定士が在籍していますので大切にあなたの着物を査定してくれます。
また業者の中には専用の販路を持っているところもあるので、売った着物をまた大切にしてくれる人の手へ届けることができるんです。
せっかく親御さんが心を込めて仕立ててくれた着物、いくら着る機会がないからといっても少なからず思い入れはあるもの。
どうせなら大切にしてくれる人の元へ届けてあげるほうが着物も親御さんも喜ぶと思いませんか?