世界には独自に進化した衣服がたくさんありますが、独自に進化したい服の中で日本の代表的な物といえば和服を総称する着物です。
着物とは何なのかをおさらいすると、日本は海外からの技術を得たことで絹糸の一大産地となったことで絹糸で編み込まれた服装を指します。
奈良時代から江戸時代までは色彩のある絹糸で塗っていたので色鮮やかだったが、現在のように装飾品がなかったです。
それから着物を一般市民に普及させるために、これまで武士階級にしか使うことがなかった装飾品を織り込むことによって独自性の高い種類がたくさん生まれていきます。
その着物も開国した明治時代以降まで着られたのですが、外国との貿易が盛んになることで洋服が浸透し始めたことに加えて昭和初期に起きた火災による事故を契機に衰退していったのです。
その後の流れとしては洋服を着るのが一般になり、着物を着るのは年配の方々もしくは祭りなどの祝い事の席で着る程度になります。
この契機によって、例えば祖父や祖母の家に着なくなった昭和以前の古い着物がタンスの中に沢山所持している覚えがあると思います。
もちろん受け継いで着るのもよいですが、着方がわからないために処置に困るのが大半なので出来れば売りたいと考えるところです。
そこで売りたいと思った時に利用してほしいのが着物買取業者です。
着物買取業者に委託すると鑑定をしたのちに買い取り金額を決めるのですが、品質にもよりますが平均買い取り額として最低額5万円から10万円以上になることが多いです。
なぜ10万円以上の高い価値があるのかというと、昭和以前に使われていた絹糸は上質かつ貴重品であるためたとえ色落ちや傷ついても素材の価値があるので値段が高い理由といえます。
さらに装飾品の多くは現在では作るのに難解な手作業で作られているものが多く、それも高い価値を出している理由なのです。
そのため着なくなった時には着物買取業者に委託するのが一番ですが、現在では様々な着物買取業者が増えているのでどこを選んだらいいのか基準が知りたいと思う人も多いです。
その着物買取業者を選ぶ基準として推奨したいのが海外販路を持つ買い取り業者に査定を依頼することです。
その理由としては生地や装飾を目的とした買い取り業者だと、長期間の放置で色落ちや傷が入っていると修復費込になるのでどうしても値段が大幅に下がるだけでなく状態の度合いによっては買い取り不可になることも考えられます。
しかし海外販路を持っている買い取り業者に委託すると、たとえ色落ちや傷が入っていても大幅に落ちることなく適正価格で買い取りしてもらえるのです。
なぜ適正価格で買い取りしてもらえるのかというと、現在はクールジャパンの一環として日本文化が海外に広まることで日本古来の和服も色彩の鮮やかさから人気の服になっているからです。
そして日本以上に古い服を活用して別のものに作り替えることになれている海外の人々にとっては、素材として使われている生地や装飾品は応用が効きやすいものです。
そのため海外販路を持っている人は作り変えるリサイクルを目的にしている企業とも提携していることが多いので買い取りしてもらえます。
海外にまで販路を持っているのは着物買取業者の強みであると言うことができ、国内では不人気の着物も海外の人には喜ばれることはご周知のとおり。
当然海外販路を持つ着物買取業者だと国内のみの販路の業者と比べ、買取価格も高くなる傾向にあります。
特に古い着物となると国内の着物買取業者では値段がつかないことも少なくありませんが、海外販路を持つ業者の場合、値段がつくことも大いにしてあり得ます。
処分ついでに着物を売りたくて、その着物が古かったりと状態が思わしくないのであれば海外販路を持つ着物買取業者に一任するのがベストなのです。