自宅に眠っているけれどももう着用することのない着物を処分しようと思った場合には、ただ捨てるだけではもったいないと感じることがあるでしょう。
どこかに買取してもらうことができれば少しの小遣いにもなり、再び誰かに使ってもらえるのであれば環境にもよい行いと言えます。
着物を買い取ってもらう方法にはリサイクルショップや専門店で買い取ってもらう方法もありますが、オークションで着物を売るという方法もあります。
オークションで着物を売るメリットとしてはまず最初に、自由に単価を決められるということが挙げられます。
オークションの場合には売るものの単価の決定権は出品者にあります。
自分の好みで写真撮影を行って単価を決めるだけで、基本的に自由ということは大きなメリットと言えます。
また今すぐに始められるということも大きなメリットと言えるでしょう。
多くの場合、ネットで行われることになりますが、ホームページ上で行われるので、会員登録さえしてしまえば今すぐにでも出品することができます。
条件によっては会員登録する必要もなく出品することも可能です。
そして最大のメリットとして、想像以上の価格取引きになるということが挙げられます。
もしも着物が欲しいという人が複数現れれば、落札価格がどんどん上がっていき、最終的には自分が思ってもみなかったような金額で売れるということも期待できます。
このような複数のメリットが挙げられますが、デメリットも知っておく必要があるでしょう。
デメリットとしてはまず最初に手間と時間がかかるということが挙げられます。
自分が買う立場となった時に、どんな色合いでどんなデザインがなされているのか、自分の体型に合うのか、状態がきれいなのかなど様々なことが気になることでしょう。
そのため出品する場合には利用者を納得させるポイントを説明し、さらには写真を掲載して正確に伝えなければなりません。
また高価なものの場には、その商品が本物であるのかどうかを証明する必要もあります。
たとえ売れたとしても落札者と密接な連絡を取り合い、梱包や発送までに非常に手間と時間がかかるのが現実です。
そして手数料が高いということもあげられます。
多くのオークションでは8パーセントから10パーセントほどの手数料がかかることになります。
もしも1着10万円で売れたとしても、1万円の手数料がかかることになります。
このようなメリットやデメリットが挙げられますが、実際にオークションを利用するとなった場合には、知っておかなければならない注意点もあります。
それは個人間トラブルが発生する可能性があるということです。
購入者が音信不通となり連絡が取れない、支払いが大幅に遅れるなど、個人での取引ならではのトラブルが起こる可能性があります。
オークションは自分の納得のいく価格で販売することができますが、買取に手間や時間がかかったり、個人間のトラブルが発生する可能性もあります。
メリットもありますがこのようなことが起こる可能性も頭に入れたうえで、利用する必要があるでしょう。